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内容説明
正体不明な異次元からの侵略者“欺哦”。愛する女を護るため、少年は孤独なヒーローとなる。魂の作家、大迫純一、最後にして最高の一冊。
著者等紹介
大迫純一[オオサコジュンイチ]
漫画家、造形助手、アトラク俳優といった多様かつ偏った職歴を経て作家となる。1996年の作家デビュー以来、熱い物語を描き続けた。2010年病没。日本推理作家協会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
橘梓弓
1
昨今の読者にうけることを意識しているライトノベル業界ではまず見かけなくなってしまった、「かっこいい」ヒーローの物語。その「かっこよさ」は哀しみを受け入れて斗うことで産まれているのだけれど、終章で「たった一つの『可能性』を信じて」とあるのだから、もしこれが続いていたのなら彼が救われることもあったのかもしれないと思うと、やはり続きが読めないことは、本の蟲なだけでなくヒーロー好きでもある身として辛い。2015/03/01
INN
1
張り裂けそうなぐらいの孤独。このヒーローが報われる日が来る事を願う。2011/09/18
シズク
1
大迫純一先生の作品をまだ新しく読めることを嬉しく思いながら読んだ。ド直球に変身ヒーローを書いてる。ある日突然巻き込まれた異常事態、恩人との別れ、残された約束、新たな敵、護るべきもの、決意。戦闘シーンもとても熱く荒々しい。これからさらに熱くなるだろうし続きを読みたいと思わされた。本当に惜しい人を亡くした。2011/09/14
あかふく
0
大迫純一の遺作。2013/09/25
ちゃか
0
大迫純一さんの最後の長編作品。相変わらずの大迫節というか、しょっぱな落としてくれるよね、と。この後どんな展開があったのだろうと、夢想してみる。悲しさと辛さと、でも優しさがあったのではないか。面白いから、終わっているのが、切ない。 2012/10/17