内容説明
トレジャーハンターのファーゴ夫妻は、大富豪のキングから突然の依頼を受けた。行方不明の私立探偵アルトンを探し出せという。彼は38年前にネパールで考古学の調査中に失踪した、キングの父親ルイスの手がかりを追っていた。なぜ、大富豪が公的機関に協力も求めず、長年ひそかに父親を探しているのか?キングに不信感を抱きつつネパールに飛んだ夫妻のまえに、ヒマラヤの秘境の存在が浮かぶ。このムスタン王国こそ、ルイスが魅力にとりつかれていたという「禁断の王国」だった…。
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ][Cussler,Clive]
1965年から執筆活動をはじめ、1973年に架空の組織であるNUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官ダーク・ピットのシリーズ第1作『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。以後、同シリーズをはじめ、作品は世界的なベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船を発見している
棚橋志行[タナハシシコウ]
翻訳家。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆーぼー
7
そもそも、キングの調査依頼は、胡散臭いものだと、直感で感じ取っていたファーゴ夫妻だが、行方不明となった友人の捜索となれば、話は別だ。 カトマンズでの調査の結果から、キングに挑戦状をたたきつけたファーゴだったが、 ここからキングの逆襲が始まった。 謎の箱は当たりか外れか? そもそもテウランとは何なのか、どんな価値がある物なの? かその解答は下巻の中で探すとしよう。 この後の激しい戦いは期待するものなのか、そうではないのか!?2017/02/14
中島直人
3
(図書館)読了2019/05/18
やぶやぶ
2
★42013/09/03
sken
2
あ”ぁ……また感想が飛んでいったぁ。気を取り直して、っていうか、最初からエディターに書いて貼り付ければいいのか。次回からそうしよ。 で、このシリーズ。冒頭の洞窟での兵士の話や、皇帝の命で気球を飛ばす技術者の話など、例によって過去のシーンが伏線となって始まりますが、それがいつ本筋に絡むのかはいまのとこ見当がついておりません。美男美女のおしどり夫婦冒険家のこのシリーズは前に読んだことあったっけかなぁ? とにかく洞窟での冒険シーンはなかなかハラハラと読ませて2013/03/06
Richard Thornburg
1
感想:★★★★ ファーゴ夫妻の活躍するファーゴ・アドベンチャー・シリーズ第3弾! 今回はタイトルに『ヒマラヤ』とあるとおり、ファーゴ夫妻はチベットへ出発! 悪役側で中国あたりの軍人が動いていたりするあたりもなかなかおもしろい。 プロローグは2篇の短い話からなっていますが、後半のつながりはいまのところ見えていないです。 ファーゴ夫妻が旧ムスタン王国の首都「ローマンタン」へ向けて出発したところで下巻へ!2013/11/17