出版社内容情報
人類はウイルスを根絶することができるか?
毎年、世界のどこかで、多数の死亡者をだすウイルスが暴れまくる。
そして次は、この日本かもしれない。
そこで本書では、ウイルスの基礎知識から発見の歴史、そして恐るべしウイルスの正体、
そしていますぐにできる対策などについて、わかりやすく解説する。
毎年、世界のどこかでウイルスが猛威をふるい、多くの感染者、そして死者をだしては消えていく。
しかし厳密にいえばウイルスは、次の進化に向け一時的に姿をくらましているにすぎない。
いまだナゾの多いウイルスについて本書では、その基礎知識から発見の歴史、増殖と進化のしくみ、
さらにはなぜワクチンの開発がうまくいかないのか、などについてわかりやすく解説していく。
第1章 ウイルスとはなにか?
第2章 人類を襲うウイルス
第3章 世界に蔓延するC型肝炎ウイルス
第4章 いまでも脅威のインフルエンザウイルス
第5章 ウイルスとヒトの戦い
第6章 感染症がじわじわと世界に広がる
第1章 ウイルスとはなにか?
まだまだナゾの多いウイルス
なんにでもたかるウイルス
高性能レンズで微生物を発見したレーエンフック
生命は自然発生するのか?
毒物と微生物はどう違うのか?
ウイルス発見までの道のり
最初に発見されたウイルス、タバコモザイクウイルス
ウイルスの住む世界、細胞の性質
他
第2章 人類を襲うウイルス
突如出現したSARS(重症急性呼吸器症候群)
集団食中毒を引き起こすノロウイルス感染症
免疫系を破壊するHIV
ヒトを病気にするウイルスはこんな形をしている!
ウイルスの感染のしかた
ウイルスはこうして病気を引き起こす
他
第3章 世界に蔓延するC型肝炎ウイルス
なぜ、肝炎は怖いのか?
5種類の肝炎ウイルス
わが国に多いA型、B型、C型肝炎
肝硬変と肝臓ガンを引き起こす
世界に広まったC型肝炎ウイルス
HIVより怖いHCV
慢性肝炎、肝硬変、肝臓ガンと悪化が進む
ついにHCVを捕まえた!
感染の有無を調べるには
HCV治療のエース、インターフェロン
インターフェロンを発見した長野と小島
格段に進む治療法
C型肝炎ウイルスを撃退するための新薬の開発
他
第4章 いまでも脅威のインフルエンザウイルス
人類の強敵インフルエンザ
インフルエンザで怖いのはA型のみ
細胞を乗っ取り増殖する
変身を続けるインフルエンザウイルス
ミュータントかハイブリッドか?
ハイブリッドウイルスの出現を助けるブタの存在
インフルエンザワクチンは効果ナシ
感染のカギはノイラミニダーゼ
抗インフルエンザ薬ができた
他
第5章 ウイルスとヒトの戦い
治療に有効なインターフェロン
キラーT細胞が感染細胞を殺す
ウイルス感染を知らせる発熱
ウイルスの生き残り戦略
感染症を防ぐワクチン
ワクチンを発見し免疫学を創立したジェンナー
他
第6章 感染症がじわじわと世界に広がる
環境破壊が感染症を爆発させる
ウイルスにもいわせろ!
世界に蔓延する性行為感染症(STD)
若年層に広がるSTD
危ない、打ってはいけない子宮頸ガンワクチン
他
【著者紹介】
1955年、北海道に生まれる。薬学博士。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校( UCLA)、カリフォルニア大学サンディエゴ校( UCSD)などの博士研究員を経て、イリノイ工科大学助教授(化学科)に。遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。帰国後は、生化学、医学、薬学などライフサイエンスを中心とする執筆活動を行う。著書に、『脳は食事でよみがえる』『よみがえる脳』『脳と心を支配する物質』『がんとDNAのひみつ』(サイエンス・アイ新書)、『脳地図を書き換える』(東洋経済新報社)、『心の病は食事で治す』『食べ物を変えれば脳が変わる』(PHP新書)、『ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く』(講談社+α新書)、『いまからでも間に合う! 家族のための「放射能を解毒する」食事』(講談社)、『ボケずに健康長寿を楽しむコツ60 』( 角川oneテーマ21)など多数。
内容説明
毎年、世界のどこかでウイルスが猛威をふるい、多くの感染者、そして死者をだしては消えていく。しかし厳密にいえばウイルスは、次の進化に向け一時的に姿をくらましているにすぎない。いまだナゾの多いウイルスについて本書では、その基礎知識から発見の歴史、増殖と進化のしくみ、さらにはなぜワクチンの開発がうまくいかないのか、などについてわかりやすく解説していく。
目次
第1章 ウイルスとはなにか?
第2章 人類を襲うウイルス
第3章 世界に蔓延するC型肝炎ウイルス
第4章 いまでも脅威のインフルエンザウイルス
第5章 ウイルスとヒトの戦い
第6章 感染症がじわじわと世界に広がる
著者等紹介
生田哲[イクタサトシ]
1955年、北海道に生まれる。薬学博士。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)などの博士研究員を経て、イリノイ工科大学助教授(化学科)に。遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。帰国後は、生化学、医学、薬学などライフサイエンスを中心とする執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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