内容説明
徳川将軍家の兵法指南を務め、その庇護のもとに発展、現代まで四百五十年近く伝わる剣術兵法「柳生新陰流」。映画『七人の侍』や柳生十兵衛の剣豪小説にも描かれている新陰流は、技より心を鍛えることに重きを置く剣術を掲げ、「天下の剣」と恐れられた。その極意をいまに継ぐ秘伝の書をベースに、厳しい時代を生き抜く勝負哲学、負けない奥義を指南する。
目次
第1章 “真実の人”になる
第2章 負けない心の作り方
第3章 学び方の奥義
第4章 四百五十年続く柳生新陰流の奥義
第5章 負けない身体の作り方
第6章 柳生新陰流の誕生秘話
第7章 柳生新陰流の歩み
著者等紹介
柳生耕一平厳信[ヤギュウコウイチタイラトシノブ]
1952年東京都生まれ。柳生新陰流兵法第二十二世宗家。十八歳で父方の祖母の甥にあたる柳生新陰流兵法第二十一世宗家、柳生延春厳道に入門。2002年第二十一世宗家の養子となり、養父の逝去により第二十二世宗家、第十六代柳生家当主を継承。名古屋、東京、大阪などの「柳生会」で指導を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふみ~
1
◆繰り返し読みたい本。かなり分かりやすく平常心を保つ方法が書いてある。ただ、「言うは易く、行うは難し」かもしれない。◆ちなみに武道書ではないので誤解無いよう注意。2012/05/22
puapua
0
「きのふの我に今日は勝つべし」や心に三つの「病気」それは、①危ながる心、②打ちたいと思う心、③防ぎたいという心です。奥義だけあってそれぞれが深い言葉であるが、そもそもがインデックスで書かれており、後は口伝、稽古を通じて会得するというものだけあって、それぞれの詳しい内容等は残念ながら書かれていなかった。しかしながら、室町時代から続く剣術も、現代に通ずるものがあると感じた。2016/02/21
モンニャン
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一文は無文の師 という言葉はしみじみ感じるものがある。こういう気持ちを持って日々生きていきたいところ。2015/06/08
こ86
0
十兵衛の項の所の記述が誤植?家光が秀忠になってるのが気になりますが、 (あと、十兵衛の失態を書くなら、利厳の加藤家のことも書かないとフェアじゃないと思う。)「水月」とか「神妙剣」など、柳生新陰流の項目の解説がとてもわかりやすかった。この本でようやくそういうことかとわかったものがいくつもありました。2015/05/21
Q!たかあき
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分かっていてもそれがなかなかできないなぁと思った。2014/08/05