出版社内容情報
対称性を知り、物理の理解を深めよう!
現代の宇宙論、量子力学など多くの主要な理論は、対称性を基礎として構築されている。本書では、対称とはなにか、対称が果たす役割、対称性の破れによる宇宙の開闢などを、イラストを使ってビックリするほどわかりやすく解説する。
第1章 身の周りの対称性1:建造物と対称
第2章 身の周りの対称性2:鏡の世界
第3章 対称性を数学で
第4章 粒子:反粒子対称性
第5章 物質粒子の対称性
第6章 基本的な力と対称性
第7章 標準理論と対称性
第8章 宇宙開闢と対称性の破れ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YnariY
2
以下、自分用メモ 水蒸気、水、氷という3つの状態を対象性の視点から、統一的に 理解することができた。注目することは、温度が下がってくると、 気相→液相→固相というように水の状態が相転移を起こし、そのつど 対象性が失われ(対象性が破れ)、バラバラに運動していた水分子 が規則的に配列して結晶になることだ。対象性を基礎にして、自然界 に規則性がつくられるしくみを理解できるのである。 ここまでくると、自然現象が対象性に支配されているという重要な 事実が明らかになる。対象2012/03/04
鴨長石
1
もうちょっと専門的な内容を期待していたのだが、これはこれでわかりやすい整理にはなった。特に素粒子のフレーバー・カラーなどは忘れかけていたところもあったのでよかった。もう少し対称性の破れについて原理・例など踏み込んでくれたらなおよかった。2023/06/02
むちれお
1
とりあえずざっと読んでみた。解り易いところもあるが、ちょっと説明が省略されていて理解できないところも散見される。もちろんもともと難しい問題なので、他の本も読んでみると補足できそうだ。2011/09/17
ふーた
0
付箋がたくさん。2015/07/29
ぐりにゃる
0
わかりやすくてよかった 図が多くて親しみやすい。2012/04/28