内容説明
私たち日本人は、どのようにして生まれたのか―700万年前に最初の人類である猿人がアフリカで誕生し、さまざまな淘汰を繰り返しながらホモ・サピエンスへと進化し、ついに人類が日本列島にたどり着くまでの壮大な物語。日本人の起源についてはさまざまな説が論じられているが、本書では形質人類学による最新の研究結果を基に、日本人のルーツの謎に迫る。
目次
第1章 猿人からホモ・サピエンスまで、700万年の旅(類人猿と人類の間にある一線とは?;1000万~700万年前、最初の人類がアフリカで誕生した;美食の猿人は生き残り、粗食の猿人は絶滅した!? ほか)
第2章 アフリカから南太平洋まで、ホモ・サピエンスの旅(北京原人が現代中国人になった、わけではない;ホモ・サピエンスはいつ、どのようにしてアフリカを出たのか?;ホモ・サピエンスがヨーロッパにたどり着くまで ほか)
第3章 縄文から現代まで、日本人の旅(日本列島にホモ・サピエンスはいつ頃やってきたのか;最初に日本に来たホモ・サピエンスが、縄文人になったのか?;縄文人は、いつ、どこから日本列島にやってきたのか ほか)
著者等紹介
溝口優司[ミゾグチユウジ]
1949年、富山県生まれ。国立科学博物館人類研究部長、理学博士。1973年富山大学文理学部卒業、1976年東京大学大学院理学系研究科中退/国立科学博物館人類研究部研究官、2009年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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