内容説明
アフリカでもっとも残忍で卑劣な政治家を暗殺せよ―富裕な実業家の依頼を受け、元ＳＡＳのウェストは傭兵仲間とともに独裁政権下の荒廃した国に乗り込んだ。政府の敵対勢力のリーダーを生け捕りにし、その処刑に現われる専制的な大統領を暗殺するという計画だ。ウェストたちは緻密な作戦のもと、敵対勢力が潜む難攻不落の要塞を突破したが、その先には危険な罠が！陰謀が渦巻く過酷な地に展開する壮絶な死闘。クリス・ライアン絶賛、話題の新鋭によるミリタリー・アクション。
著者等紹介
リン，マット［リン，マット］［Ｌｙｎｎ，Ｍａｔｔ］
ジャーナストとして『サンデー・タイムズ』やブルームバーグなどに長年関わる。ベストセラー作家のゴーストライターとして数多くの作品を執筆。デビュー作の『アフガン、死の特殊部隊』は最新の世界情勢を織り込んだ軍事小説として書評家に絶賛された
熊谷千寿［クマガイチトシ］
英米文学翻訳家。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カザリ
4
半年ぶりに読んだら、のっけから面白かった。全体的にB級映画、つまりミリタリーよりの展開が進む。任務、仲間集め、ブリーフィング、潜入、裏切り、仲間の奪回。なので、その展開を楽しめる人のみ認可を下ろす作品ではある。ただ、冗長な展開なのだが、不思議にサクサクよめてしまうのは、文章が読みやすく、ウィット感のある会話がこちらをにやりとさせてくれるから。残念なのは、こうキャラが立ってないことと、感情の起伏がわりとあっさりしているところ。感情移入に欠ける感はある。PMCものなのに全体的に明るい話だから不思議。2013/07/02
カザリ
3
４読目。このシリーズは冒頭部分のアクションがいちばん面白い。キャラクターのかき分けがイマイチなのと、冗長なのはB級映画だからしかたがないけれど、やっぱり全体的にさくさく読めるのはよかった。やっぱり、文章はあんまりうまくないんだけどね。2013/07/03
カザリ
3
3読了目。各シーンを読み直すと、構成が冗長であることに気づく。会話と知識、ときおり登場するよいシーンをあと2回読み直すつもり。2013/07/02
howaruri
3
今作も畳み掛ける展開とケレンの強いアクションは健在で小気味好い。物語の基本構造は前作をリライトしたかのような構成だが、それによって中盤以降の展開に常に不穏さと緊張感を持たせている点が上手い。諸々の「お約束」を逆手に取った造り。粗削りさはあるが先の楽しみな作家。2011/02/26
tai65
1
星４・５2012/03/11
