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内容説明
「まったく先程から不平不満ばかりをぐだぐだと、そんなだから奥さんと子供に逃げられるのです」「おおおおおおお!!逃げられとらんわ!縁起でもない事言うな!!」森羅の宝剣・天理を求めて富士の皇大樹に向かった少女・龍方時雨と、玄武浩二。幾多の苦難を乗り越えて辿り着いたその場所で彼らを待っていたものとは!?「…き、れい」天理を浄化した少女。そして天理を狙う騎士団。時雨たちは無事、天理を守り抜くことができるのか!「無理ですね。諦めて帰りましょう。任務失敗☆時雨、お手上げ!」「まていっ!諦め良すぎだっ!」第1回GA文庫大賞奨励賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
5
ちょっと厳しい内容だなあ。何もかも及第点に到達していない印象。しかもアレです、あとがきのビミョーなドヤ顔はなんなのかと。もっともっと謙虚に修行が必要なレベルです。というか、お金がとれるレベルじゃないです。唐突に始まり唐突に終わった印象。一冊まるまるオープニングのつもりかもしれませんが、新人の作品としてさすがにそれはまずいでしょう。色々と設定は個性的だし、上手に料理してあげれば生きてくるはずです。それだけに残念無双な一冊でした。悪口ばかりではなんなので、樹理さんは可愛い。あと、すまきさんの絵も。2013/02/07
とわとわ
2
重要人物である時雨が気に食わない。悪口を言われれば、相手を素直に半殺しにし、相手の名前を嫌な名前に変更するなどの嫌がらせも行う。暴力と権力に任せてやりたい放題。また、かわいい女の子がいるからといって手籠めにするのも個人的には嫌だ。ライトノベルではよくあると言えばあるのかもしれないが。私は好きではない。魅力的な会話などは面白い。戦闘は細かい描写は分かりにくいが、その雰囲気は好み。2010/07/09
カポナータ
2
戦闘中の掛け合いが少し冗長すぎるきらいがあると思う。 あとがきでも述べられていたが、さすがにもう少しは設定の説明があっても良いんじゃないかと。まあ追々説明されるといいな、とは思います・・・ あと小さくは描かれていたけれども、ポニーに結った樹理様の挿絵がもっと欲しかった、出来れば大きくカラーで。2010/04/02
壱片時乃
2
王道を貫くファンタジーなんですが、主人公が最初からレベル百の最強仕様なので、戦闘シーンがいまいち盛り上がりません。世界観の説明が不十分で、主人公の能力がもはやなんでもあり。正直私はついていけませんでした。またシリアスな戦闘シーンにもかかわらず、どこか間の抜けたコントを始める登場人物たち。アクセントとして短く挿入されるのであれば面白かったかもしれませんが、これがいちいち長いため、戦闘シーンでだれてしまいました。以上のように癖が強く、好みの別れる作品だと思います。2010/03/07
菊地
2
時雨のエキセントリックな言動とキャラは割と好きだし、軽快で毒の効いたやり取りもそれなりに面白い。ただ、ともするとその会話が冗長になるきらいがあるし、戦闘シーンもイマイチテンポが悪い。色々と癖があるかも。2009/11/02