内容説明
アイルランドの神々や英雄の物語は長い年月をかけて人々の心の中に枝葉を広げ、中世後期に花開いたアーサー王物語を経て、『指輪物語』『ナルニア国物語』に代表される現代英国のファンタジーとして実を結んでいる。本書では、神々や妖精が住まうあの世と、人間たちが生きるこの世を往来可能な不思議な世界、ケルト人の神話・伝説を解説する。実力派絵師による美麗イラスト60点を掲載。
目次
第1章 ケルトの神々(女神ダヌの一族―ダーナ神族;偉大なる大地の母―ダヌ ほか)
第2章 ケルトの妖精たち(かつての女神たちは…―女神たちのなれの果て;死の兆しを告げる妖精の女―バンシー ほか)
第3章 ケルトの英雄たち(神々に仕える樫の木の賢者―ドルイド;英雄クー・ホリンを導いたドルイド―カスヴァズ ほか)
第4章 アーサー王伝説(人ならぬ出自の予言者―マーリン;ブリタニアの命運を示す二匹の竜―マーリンの予言 ほか)
著者等紹介
森瀬繚[モリセリョウ]
早稲田大学第一文学部卒業。企画・制作プロダクション「クロノスケープ」代表として、ゲーム企画や設計、書籍・雑誌の編集・執筆など手広く活動
静川龍宗[シズカワタッソウ]
熊本県八代市出身。東京都内のゲーム会社勤務を経て2006年よりクロノスケープ所属。企画・ライティングを稼業とする。アニメやゲーム関係のムック、ゲーム攻略本などを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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