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内容説明
「雪平、撃っていい?」「ああ、うん」海抜高度一七四〇メートル。雪平たちを乗せた浮船“峰越”は、日本海上空に浮かんでいた。奉天を飛びだし、命からがら祖国へと帰り着いた“峰越”とその乗組員たちは、いまや何の因果か日本鯨軍の防空隊に組み入れられ、約千メートルの距離を隔てて、ロシアの巡鯨と対峙しているのだ。「て」自分に短く号令をかけて引き金を引くクニ。長く煙の尾を引いて、敵鯨に飛んでいく鳥雷。それは、彼らにとっていまいち現実感の薄かった戦争が、本当の意味で始まった瞬間だった。戦火に燃える空で、ちっぽけな浮船は生き延びることができるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
菊地
0
1巻とは違い、「ちょっと特殊な空戦もの」に特化してくれてて入り易かった。2009/08/06
おるとま
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空戦だけ見てると日本ボロ負けしそうなんだけど、陸海戦はどうなってるんだろ。2009/06/16
よっしー
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キャラクターがゆるい連中ばかりだから救われてるが、結構シリアスな話だねこれ。2009/05/28
Wilderness
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再装填の仕組みとか、所々イメージし辛い。セカイ系?(死語)2009/04/21
(▼皿▼)<デデンデンデン
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傑作。前半のゆるい空気に頬がゆるみ、後半の戦闘に鳥肌が止まらない。あの臨場感は異常、再浮上あたりは思わず叫びそうになった。2009/04/20




