内容説明
地球を含め太陽系に属する天体は、惑星も衛星も彗星もそれ以外も、どれもが太陽を回ることで存在し続けています。しかも、同じ時期に同じ素材からつくられた仲間だったのです。最新の観測技術と惑星形成理論を駆使して描きだされた太陽系は、あなたの常識をくつがえすほどの新事実で満たされています。太陽系外の惑星発見の方法や経緯を含めて、最新の惑星科学の基礎から最前線までを、まるごと解説します。
目次
第1章 惑星、太陽系、宇宙
第2章 惑星の調べ方―どうやって調べるか
第3章 惑星系中心星としての太陽
第4章 太陽系惑星の素顔その1 岩石惑星
第5章 太陽系惑星の素顔その2 ガス惑星と氷惑星
第6章 惑星以外の天体
第7章 太陽系の外の惑星系
第8章 惑星の大気と生命存在条件
著者等紹介
井田茂[イダシゲル]
1960年、東京生まれ。1984年に京都大学を卒業し、1989年に東京大学大学院を修了。現在は東京工業大学地球惑星科学専攻・教授。専門は惑星物理学
中本泰史[ナカモトタイシ]
1965年、富山県生まれ。1988年に東京大学を卒業し、1993年に東京大学大学院を修了。現在は東京工業大学地球惑星科学専攻・准教授。専門は理論天文学・惑星科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまこ
12
このサイエンス・アイ新書というのは注目に値する。講談社ブルーバックスを始めとする既存シリーズの隙間を埋め、新しい読者層を獲得しようという意図が鮮明。具体的には、主にヴィジュアル面の充実という点に現れている。今の流行と言えばそうだが、確かな編集意図に好感が持てた。私たちは地球に縛られていますが、幾つもの探査機・観測機のおかげで、好奇心の翼を宇宙にまで広げていくことができます。人類が積み重ねてきた研究と、それに携わる全ての人と機械に感謝したいです。2013/05/19
雲をみるひと
8
太陽系について解説した本。構成や惑星の成り立ち、構成等が説明されている。容易に理解できるとは言い難い科学的な理論を丁寧、かつわかりやすく説明しようとする基本姿勢は素晴らしい。読み進めると地球が奇跡の惑星だということがよく理解できる。2019/03/11
マーム
4
惑星学のリファレンス本として今後活用しよう2010/01/17
shakaponn
2
天文に興味を持ったらまずこの本を読むといい。初心者にわかりやすく、中級者も十分満足できる情報量という感じで、天文が好きな中学生以上の方にオススメの1冊。図が多く使われており、多少難しい内容のところでも興味をそそられて読みたくなります。2011/09/07
ニョンブーチョッパー
1
△2011/01/25
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- 水 本の小説