内容説明
ヒュームとスミスの関係、ハチスンとの関係、そしてそれまでのトーリ史家やウィッグ思想家とヒュームがどういう関係にあるのかを詳細に多くの原典を紐解いて、文脈主義的に明らかにする。啓蒙の哲学的政治学としてヒューム思想の全体像を読み解く。
目次
第1部 政治の基礎(道徳の実験的手法―自然法の先駆者たち;自然法の近代的理論;「穏健な人々」のための政治的義務;社会的経験と人間本性の画一性)
第2部 哲学的政治学(科学的ウィッグ主義と通俗的ウィッグ主義;応用哲学の真偽―一七四一年から四二年にかけてのヒュームとコート派およびカントリ派;政治制度の優位)
第3部 哲学的歴史(イングランド史―体制側の歴史としての哲学的歴史;哲学的歴史の限界)
著者等紹介
田中秀夫[タナカヒデオ]
滋賀県出身。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。甲南大学経済学部助教授、教授を経て、1993年に京都大学経済学部教授、1997年より京都大学大学院経済学研究科教授。専門は経済思想史、社会思想史。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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