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内容説明
「お兄ちゃんがへん」そんなことはない、と俺はお茶を濁すが、妹は食いさがる―。妹の匡子は、三年前から同じ“八月二十九日”を繰り返し過ごしている。記憶が更新されない匡子の眼には、成長した俺の姿や、季節の変化が奇異と映るのだろう。医者は記憶の奇病だと言った。いろいろ治療を試みたが、すべて芳しくはなく、出口の見えない日々を俺も匡子も送っていた。そんなある日、海外出張中の親父の行方がわからなくなっていると知らされた。しかも、失踪の原因は妹の病と関係があるかもしれないというのだ。親父の失踪と、妹の病―共通点は「記憶使い」と呼ばれる能力だという。この事態―俺になにが出来る。
著者等紹介
中尾寛[ナカオヒロシ]
1974年、九州生まれ。北海道・東北育ち、東京在住。2004年、異形コレクション『妖女』(光文社文庫)の公募にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナガマツ
1
1巻の段階ではとりあえず開幕、な感じ。ログとかウィルスのこととか全く分からない状況だし。なんとなくだけど、もう少しメリハリがあっても良かったんじゃないかと思う。解決の方法がはっきりと描かないからなんか事件が解決した気になれない。帰りに2巻買って帰ろ。2009/07/02
JohnSmith
0
【2008/α+056】2008/09/09
shizukunoseija
0
読み始めたときはすぐ惹かれました。記憶の奇病にかかった妹という設定がかなり珍しい感動を与えた。主人公の二人は私の好みで応援したくなった。しかし、浅い悪役が出てきたり話の流れが真実味に欠けてありきたりになってしまった。 主人公二人が本当に好きだからちょっと残念。2014/01/14
ぴい子
0
よくある設定だけど、はじめて感。 続き読もう。2012/02/18
だいわ
0
地味なストーリーだが地味に面白い。続刊が気になる。2011/01/23
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