内容説明
下村脩博士がノーベル化学賞を受賞した緑色蛍光タンパク「GFP」。そのGFPが、発光生物である「オワンクラゲ」から採取されたことで話題になったのは、記憶に新しいところです。本書では21世紀の生命科学発展のカギをにぎる発光生物に注目し、その生物的進化の歴史から生物学的な分布と分類、そして生物発光のメカニズムが現代の生命科学にどのように応用されているかまで、幅広く紹介します。
目次
第1章 発光生物入門(発光生物の世界へようこそ!;発光バクテリア ほか)
第2章 身近な発光生物たち(身近にいるもっとも小さな発光生物たち;裏山にいるかもしれない発光生物たち ほか)
第3章 生物が光るしくみ(発光の秘密を解き明かそう;発光のさまざまな目的とその方法 ほか)
第4章 発光生物研究の最前線(光る生物とふれあってみよう;ウミホタルを探しに行こう ほか)
付録 発光生物研究史(歴史年表;20世紀の生物発光研究の軌跡)
著者等紹介
近江谷克裕[オウミヤヨシヒロ]
1960年北海道函館市に生まれる。1990年群馬大学大学院医学研究科修了。ポスドクなどを経て、1996年静岡大学教育学部助教授、2001年より産業技術総合研究所研究グループ長に就任、2006年10月より北海道大学医学研究科先端医学講座光生物学分野教授に出向中である。生物発光の基礎から応用まで、生物学、化学、物理学、遺伝子工学、そして細胞工学的アプローチで研究を推進する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅都
yori
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熊坂拓也
ふぁるこん