内容説明
私たちは「お金の使い方」に関して、いつも「合理的に判断している」つもりである。だが実際は、下がる株をいつまでも持ち続けたり、クレジットカードを持つと思わず無駄遣いをしたり、試食をしたがゆえに、買う予定のなかったウインナーを買ってしまったりする。こうした、人が不合理な経済行動をしてしまう理由を学問的に解明するのが「行動経済学」だ。本書では、最先端の行動経済学を基礎に、人がお金を使う際に、「頭ではわかっているけれど、ついつい失敗してしまう傾向」を分析、真に合理的なお金の使い方を探る。
目次
「宝くじは、有楽町チャンスセンター1番窓口で買え!」は本当か?
プロのファンドマネージャーでも市場平均に勝てないって本当か?
臨時収入は、なぜ酒代に消えてしまうのか?
新築時には、なぜサイフのヒモが緩むのか?
なぜ損するとわかっていながらも、下落する株を持ち続けてしまうのか?
買い物で貯まったポイントの正しい使い方とは?
試食コーナーのウインナーを食べる時の心がまえとは?
ルーレットで4回連続で「赤」が出た後に、また「赤」が出る確率は?
金利が高いとウサギが亀に勝ってしまうのはどうしてか?
年収の20倍もするチューリップは、なぜ飛ぶように売れたのか?
どんなに騒がしくても、「あ!カネが落ちている!」が聞こえてしまうのはなぜか?
「海外市場より日本市場の方が安心!」は本当か?
著者等紹介
山本御稔[ヤマモトミトシ]
1961年生まれだが、実年齢より軽く10歳は老けて見える。同志社大学卒。シカゴ大学MBA。ペンシルベニア大学ウォートン校、年金・キャッシュマネジメントコース修了。信託銀行、外資系金融機関を経て、現在、監査法人トーマツ勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たむらんちょ
TETSUYA
Fukuju
フロンタ
さえのすけ