内容説明
「四次元ポケット」「タケコプター」「どこでもドア」…、子供のころ、誰もが憧れたドラえもんの世界は、けっして“夢物語”ではない。理論的にはすでに多くの科学者によって証明され、あとは科学の進歩により、それを実現化させるのを待つばかりといっても過言ではないのだ。本書では、話題のサイエンス・ナビゲーター・桜井進が、相対性理論、四次元、宇宙など『ドラえもん』に描かれた驚きのサイエンス・ワールドを紹介するとともに、ドラえもんから見えてくる近未来の予想図、そして彼のメッセージに迫る。
目次
第1章 ドラえもんは愛くるしいアインシュタインだった!(快挙!「相対性理論」がたった二カットで完全解説;タケコプターは小型UFOだった! ほか)
第2章 「量子力学」の進歩で、ドラえもんが現実化へ!(見える世界と見えない世界、宇宙は二重構造でできている;目に見えないものを信じたことで、二十世紀の科学は躍進した ほか)
第3章 サイエンスはテクノロジーの極みにあらず(「量子コンピューター」が人間を超えられない理由;テクノロジーは人類を本当に幸せにするのか? ほか)
第4章 『ドラえもん』は人生を教えてくれる教科書(慈悲深きドラえもん;ドラえもんグッズは二十二世紀のグッドデザイン賞 ほか)
第5章 ドラえもんが課した人類への宿題とは(サイエンスは最高の人生演出舞台;道具は「諸刃の剣」という現実の厳しさ ほか)
ワクワクふろく 具現化したドラえもんグッズ―趣味の世界から最先端技術まで(具現化したドラえもんグッズ1「空気ほう」;具現化したドラえもんグッズ2「カラオケキング」 ほか)
著者等紹介
桜井進[サクライススム]
1968年、山形県生まれ。東京工業大学理学部数学科卒業、同大学院博士課程中退。微分幾何学、数理物理学、数理経済学を研究。東京工業大学世界文明センターフェロー。学生時代から塾講師として教壇に立ち、現在も大手予備校で数学を教える。その傍ら「身近なものや数学者の人間ドラマを通して、数学世界の持つ多様さ、ロマンと感動を多くの子どもたちに伝えたい」と、『sakurAi Science Factory』プロジェクトを立ち上げる。2000年より「サイエンス・ナビゲーター」として映像と音響を駆使したパフォーマンスを全国各地で繰り広げており、その活動はテレビ・新聞などにも取り上げられ、注目を浴びている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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