サイエンス・アイ新書<br> 民間薬の科学―病気やケガに効く…民間の言い伝えはどこまで科学的か!?

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サイエンス・アイ新書
民間薬の科学―病気やケガに効く…民間の言い伝えはどこまで科学的か!?

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797342321
  • NDC分類 499.7
  • Cコード C0247

出版社内容情報

「効く」と言われ続けたのにはワケがある!

下痢止めにはゲンノショウコ、
便通にや高血圧予防にはドクダミ、
皮膚の血液循環の改善にはセンブリ、
といった民間での言い伝えによって自分の判断でこれらを薬として使う、
これが民間薬を使うということです。
最近ではこの効果を利用したお茶も市販されており、
健康促進のために使われている方も多いかと思います。
この本は、民間薬の基礎知識からその由来となった動植物の紹介、
さらに民間薬から近大役にどう発展していったかなど、
民間薬にまつわるさまざまな話を展開します。
生薬や漢方などの話も満載ですので、
人一倍健康に気を使っている方、必見です。

第1章 民間薬とはなにか
民間薬を科学する
民間薬と漢方薬
生薬と民間薬・漢方用薬
民間薬と配置薬・家庭薬について
民間薬とハーブ-両者は似ている
薬食同源と医食同源
身近な毒草・園芸植物・野菜・果物と民間薬
日本三大民間薬
世界の民間薬-民間薬はどこの世界にもある
これからの民間薬-役割は変わったか?

第2章 民間薬の歴史
薬の始まりは人類の文化の始まり
世界四大文明と薬
歴史上の有名人と民間薬
日本人と薬物との出会い
日本への薬物の伝来
漢方と蘭方の出現
本草綱目
漢方医学の衰退・復権-民間薬は残った

第3章 民間薬あれこれ
植物由来の民間薬
アジサイ/イカリソウ/イチョウ/イネ/ウメ/オオイタドリ/オトギリソウ/カキノキ/カリン/キャベツ/キュウリ/コクサギ/コショウ/ゴマ/サクラ/ザクロ/スイカ/ダイズ/タケニグサ/チドメグサ/チャ/トウモロコシ/トチノキ/ナンテン/ニンニク/ネギ/ハマナス/ビワ/フジバカマ/ヘソカズラ/ヘチマ/ホップ/マタタビ/ミョウガ/ヨモギ/リンゴ/レモン
動物および鉱物由来の民間薬
イモリ/かつお節/ガマの油/紅茶きのこ/シイタケ/ジャコウ/ドジョウ/ハエトリシメジ/ヒトヨタケ/マタゴロウムシ/マムシとハブ/ミミズ/ムカデ/ロクジョウ

第4章 民間薬と近代医薬
近代薬となった植物由来の民間薬
アロエ/インドジャボク/ウコン/オウギ/オウレン/オオバコ/カイニンソウ/カラスビシャク/カンゾウ/キキョウ/キク/キササゲ/キナノキ/キハダ/クコ/クズ/クチナシ/クララ/ゲンノショウコ/ゴボウ/サフラン/サルトリイバラ/サンショウ/シソ/シャクヤク/ショウガ/セイヨウシロヤナギ/センブリ/トウガラシ/ドクダミ/トチュウ/ニチニチソウ/ニッケイ・ハッカク・バニラ/ニンジン/ヒナタイノコズチ/ビンロウジ/ベニバナ/マオウ/ミカン/ムラサキ/モモのたね/リンドウ/
近代薬となった動物・微生物および鉱物由来の民間薬
カキ/クマ/コウジカビ/タラ

第5章 民間薬と中毒
注意が必要な民間薬関連植物
アカネ/アサガオ/オモト/キョウチクトウ/ケシ/コカ/コンフリー/ジギタリス/シャクナゲ/スイセン/大麻/タバコ/チョウセンアサガオ/トウゴマ/トリカブト/バイケイソウ/ヒガンバナ/マチンシ/メスカルボタン/ヨヒンベ
注意が必要な民間薬関連の動物・微生物および鉱物
亜砒酸/雄黄/水銀化合物/テオナナカトル/バッカク/ヤドクガエル

【著者紹介】
1951年宮城県仙台市生まれ。東北大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬剤師・薬学博士。天然物化学専攻。イリノイ大学薬学部博士研究員、北里研究所微生物薬品化学部室長補佐、東北大学薬学部助手~専任講師、青森大学工学部助教授~教授などを経て、現在、日本薬科大学教授。米国のPharmaceutical Biology副編集長。日本薬史学会評議員。著書はサイエンス・アイ新書『毒草・薬草事典』や『毒があるのになぜ食べられるのか』(PHP新書)、『毒と薬の世界史』(中公新書)、『<麻薬>のすべて』(講談社現代新書)、『アルカロイド-毒と薬の宝庫』(共立出版)、『毒の科学』(ナツメ社)、『毒と薬の科学-毒から見た薬・薬から見た毒』(朝倉書店)、『アミノ酸』(東京電機大学出版局)など多数。

内容説明

下痢止めにはゲンノショウコ、便通や高血圧予防にはドクダミ、皮膚の血液循環の改善にはセンブリ、といった民間での言い伝えによって、自分の判断で適用する、これが民間薬を使うということです。本書では民間薬の基礎知識からその由来となった動植物の紹介、さらには近代医薬にどう発展していったかなど、民間薬にまつわるさまざまな話を展開していきます。

目次

第1章 民間薬とはなにか(民間薬を科学する;民間薬と漢方薬 ほか)
第2章 民間薬の歴史(薬の始まりは人類の文化の始まり;世界四大文明と薬 ほか)
第3章 民間薬あれこれ(植物由来の民間薬;動物および微生物由来の民間薬)
第4章 民間薬と近代医薬(近代薬となった植物由来の民間薬;近代薬となった動物および微生物由来の民間薬)
第5章 民間薬と中毒(注意が必要な民間薬関連植物;注意が必要な民間薬関連の動物・微生物および鉱物)

著者等紹介

船山信次[フナヤマシンジ]
1951年、宮城県仙台市生まれ。東北大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬剤師・薬学博士。天然物化学専攻。イリノイ大学薬学部博士研究員、北里研究所微生物薬品化学部室長補佐、東北大学薬学部助手~専任講師、青森大学工学部助教授~教授などを経て、日本薬科大学教授。米国のPharmaceutical Biology副編集長。日本薬史学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kouro-hou

32
毒などで多くの著書のある薬学博士の船山先生の本である。今回のテーマは民間薬だが、それ漢方薬とどう違うの?という初心者向けにとても平坦に、わかりやすく、しばし脱線しながら書かれています。民間薬とは「民間の言い伝えによって、病気などに対して自分で適用しようという薬」。この本はその後の有効成分の発見で近代薬の元になったり、有毒成分が見つかって毒草扱いになったり、何も見つからなくて伝承だけが残ったなどの過程を文化として残すのが目的だそうで、この本読んで煎じて飲んだりするなよ!!とキツく語られてもいますw 2018/10/08

Arisaku_0225

16
大学院の特論で有用植物についての講義があったので参考程度に手に取る。漢方薬と生薬、民間薬という語は重なりつつもそれぞれ独立した定義付けがされており、漢方薬とは、江戸時代オランダから入ってきた医術(蘭方)と区別するためにつけられた言葉で日本でしか使わられないようだ。生薬は漢方薬の元になる薬で、一般的に複数の生薬を調合されて作られる。あとカッコイイ名前がつけられてるやつが多い(大棗、檳榔子とか)。それぞれ医薬品とした認められており、厳密な規格がある。民間薬は、生薬を含むがよりアバウトで口伝的。2025/12/12

よみびとしらず

8
個々の薬について知識をつまみ食いしたい、一般向けの本。かつての迷信から、染料、香辛料、食糧として利用されるもの、現代薬の系譜に続くものまで。毒と薬は表裏。稲→「腹の減らない薬」には一本取られた(笑)ゲンノショウコの花が東(白)西(ピンク)で色が違うのは面白い。史前帰化植物の話も少し出たが、縄文弥生の植生ってどうなってたんだろう。桔梗根、塩附子、彼岸花の球根など、喩え毒抜きが不十分で死ぬ危険性があっても、食べなくては生きていけなかったんだろうな。2018/11/16

乱読家 護る会支持!

4
プラセボ効果と言って、たとえ医学的に効果が無い薬であっても、服用により多くの人の症状は改善すると言う。 おそらく「手当て」と言われる、手をかざす効果も心理的な効果ではないかと思う。 患者をお見舞いすることや、お花を持っていくこと、励ましのお手紙を書くことなども、おそらくは症状改善に効果があるのでしょうね。。。 などと考えると、民間薬とは世代を超えて、ご先祖様から今を生きる我々への「思いやり」と考えると、より症状改善につながるのかもしれない。。。。知らんけど。 2020/09/23

rebeccamycin

4
様々な生薬に関するエピソードを写真や構造式とともに紹介している。語源や雑学もふんだんに含まれていて興味がそそられる。飲みの席で著者と語り合ってる感があって凄い良い。2019/03/15

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