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ラビリンス〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 423p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797334401
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

2005年7月。フランス南部の山で発掘作業に携わったアリスは、洞窟の奥深くで骸骨を発見した。そこにあった指輪と洞窟の壁には、同じ迷路の模様が刻まれていた。迷路には何の意味が?その直後、指輪が何者かに盗まれ、アリスの身辺にも不可解な出来事が次々と起こる…1209年7月。フランス南部の町で、若き人妻アレースは旅立つ直前の父親から、3つの書と、迷路の模様が刻まれた指輪にまつわる秘密を明かされた。それは、太古のエジプトに端を発する、聖杯の真実の物語だった…800年の時を越え、幾多の人々を狂わせる「迷路」の謎。同じ運命に結ばれた二人の女性。世界をゆるがせた壮大なミステリー。

著者等紹介

モス,ケイト[モス,ケイト][Mosse,Kate]
女性作家の小説を対象とするオレンジ賞の創設者の一人であり、名誉理事を務める。2000年、芸術活動への功績が認められ、ヨーロッパ女性功労賞を贈られた。王立芸術協会会員。世界的ベストセラーとなった『ラビリンス』のまえに、2作の小説と2作のノンフィクションを刊行。イギリスのウェストサセックス州とフランス南部のカルカソンヌの両方に家を持ち、家族とともに過ごしている

森嶋マリ[モリシママリ]
翻訳家。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

44
「カタリ派」をキーワードに見つけた小説なので、ケイト・モスはこれが初読みです。指輪、三つの書、迷路、聖杯、カタリ派とドラマチックな要素がこれでもかと詰め込まれていました。「ダヴィンチ・コード」には及ばないものの、思ったよりずっと楽しめる本でした。過去と現代の女性2人が主人公なため、なんとなく乙女チックな雰囲気で、少女マンガののりで読めてしまいます。ただ過去と現代が頭の中で上手くリンクしにくく、ちょっと疲れるかなぁとも思います。2011/07/31

キムチ27

42
塩野イタリアではまった世界だけに、たらたら流れていく叙情の世界はことのほかだるい。風景として見ればポエジーだろうが歴史のうねりが感じられず。900年の隔たりが人の心、宗教、政などのキーワードでどんな切り口を見せるのか想像がつかぬまま、下巻に。カルカソンヌ、カタリ派そして異端と迷路。現代に登場する人物の優柔不断が尚更に面白いはずの中世を灰色に見せる。2016/04/19

アヤネ

7
フランス南部の洞窟で、二つの骸骨が発見される。そばには謎の古代文字が……考古学者の女性がその謎を探るうち、やがて13世紀に同じ場所で起きた異端者の処刑をめぐる深い迷宮へと巻きこまれていく…(Amazonより)。。。背景は中世フランス。十字軍と敵対するカタリ派。物語は、現在のヒロイン・アリスと800年前のアレース、その関係者の話が交互に進む。十字軍もカタリ派の歴史もチンプンカンプンなので、よくわからないなりに物語だけ追っかけどうにか上巻読了。転生の物語か?次へ。 2017/04/06

カワセミ440

6
13世紀の南仏なんて想像もできない。当時の欧州の力関係、勢力図も全く解ってない私だけど、それなりに面白い。この手の話は当然宗教絡みなわけだけど、カタリ派が何なのか解ってなかった私にも違和感なく?読めたかな。現代と13世紀がごっちゃになって途中ずいぶん読み返したけど。後半に向かってどう展開していくのか。2014/02/21

翔亀

5
カタリ派つながりの小説5冊目。カタリ派全盛期のカルカソンヌとその遺跡らしきものを発掘した現代のストーリーが交互に、しかもそれぞれの時代も複数の視点で語られるが、上巻が終わっても全体の構図が見えてこない。オクシタニアの中世都市、カタリ派、十字軍など史実に基づいた描写は生き生きとしており、それに迷路・秘密結社・聖杯などの魅力的なフィクションが加わり、興味をそそる。中世と現代がどうつながっていくのだろうか。それにしても、読みにくいのは翻訳のせい?■842013/11/30

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