内容説明
歌詞の深淵に潜む真実を撃つ。ロック黎明期~現在までの音楽史に残る名曲の数々をムーンライダーズの詩人鈴木博文が読み解く。
目次
早川義夫「サルビアの花」
遠藤賢司「カレーライス」
はっぴいえんど「風を集めて」
あがた森魚「冬のサナトリウム」
ムーンライダーズ「鬼火」
RCサクセション「トランジスタ・ラジオ」
ユニコーン「車も電話もないけれど」
友部正人「すばらしいさよなら」
The ピーズ「日が暮れても彼女と歩いてた」
電気GROOVE「N.O.」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wang
1
日本語のロックが生まれてから執筆当時までの幅広い曲の歌詞に関連して著者が感じたことを綴ったエッセイ。タイトルから歌詞のいかに書くかという技術論や歌詞の分析や曲の生まれた背景などが語られるのかと思いきや、書かれているのは詞心のほう。歌詞は置いてきぼりでメロディであったり作詞家であったり、あるいはそれを聞いていて著者の日常生活であったり。松本隆氏との対談があるがむしろそこに歌詞に対する思いが語られている。リアリティ、その先にある幻想。あくまでもリアルが重要と。著者のリアルな日常が垣間見えるエッセイ。2013/11/03
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