電子の巨人たち〈下〉

電子の巨人たち〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797305340
  • NDC分類 549.02
  • Cコード C0055

出版社内容情報

トランジスターの発明によって、今日の半導体/コンピュータテクノロジーへの突破口を開いた科学者たち。
ウィリアム・ショックリー、ジョン・バーディン、ウォルター・ブラタンの3人は、この功績によりノーベル賞を受賞するが、当時はショックリーを除いて、その意味を深く理解するものはいなかった。彼は、コンピュータがまだ生まれてもいないときから、トランジスターがコンピュータの「理想的な神経細胞」になると考えており、その商業的価値を予見していたのである。ショックリーはベル研を出て、みずから半導体会社を設立し、シリコン・バレーの誕生に一役買うが、ついに渇望してやまない富を手に入れることはなかった。一方、バーディーンとブラタンは基礎研究を続けることを望み、科学者としての生涯をまっとうするが、特にバーディーンは、後に20世紀物理学の金字塔となる論文「超伝導理論」を発表し、2度目のノーベル賞を受賞する。本書は、トランジスター発明当時、世界最高の研究機関であったベル研究所を主な舞台に、研究者たちが織り成す人間模様と科学史、社会史をたくみに織り交ぜた一級のドキュメンタリーである。

内容説明

トランジスター発明当時、世界最高の研究機関であったベル研究所には、数多くの天才科学者が籍を置き、いくつかの運命的な邂逅がもたらされた。やがて、ベル研究所を去ったショックリーは、自ら半導体会社を設立し、シリコン・ヴァリーの誕生に一役買うが、ついに渇望してやまない富を手に入れることはなかった。一方、バーディーンとブラタンは基礎研究を続けることを望み、研究を中心とした生涯をまっとうするが、特にバーディーンは、後に20世紀物理学の金字塔となる論文「超伝導理論」を発表し、2度目のノーベル賞を受賞することになる。

目次

第8章 少数派の見地
第9章 発明の娘
第10章 燎原の火
第11章 カリフォルニアの夢
第12章 集積

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

29
下巻では、ショックレーが接合型トランジスタを発明するところから始まります。 その後、ショックレー、バーディーン、ブラッテンの三人はノーベル物理学賞を受賞します。 バーディーンは、その後よく知られているようにイリノイ大学において超伝導体理論の研究を続け、だだ一人二度のノーベル物理学賞を受賞します。 なかなか読みやすい本でした。最後まで読んで、「トランジスターが点火した結晶の炎(CRYSTAL FIRE)」を描いたものということが分かりました。😅2021/04/06

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