内容説明
外国人の出入国管理と在留中の処遇に関する新たな理論構築と実務への提言。国際法学と憲法学とによる理論的・実証的共同研究。1.マクリーン事件最高裁判決の前提となっている国際慣習法を再検討。2.国際人権条約の国内適用について、裁判例及び伝統的な学説を批判的に検討。3.憲法上の学説及び裁判実務における権利性質説の基礎付け及び内容の問い直し。4.入管法における収容関係に関する基本権保障のあり方について考察。
目次
第1部 マクリーン事件最高裁判決「裁量論」への再挑戦(出入国事項における主権的裁量は絶対的か?―マクリーン判決における国際慣習法上の根拠批判(北村泰三)
日米同性カップル在留資格訴訟はマクリーン法理に風穴を開けたのか(曽我部真裕)
外国人の退去強制事案に関する裁判例の分析(高橋済))
第2部 国際人権基準による裁量統制(庇護希望者・難民のみなしルフルマン/偽装された自主帰還の禁止―学説・人権機関の実行・国際判例の現状と課題(小坂田裕子)
子どもの最善の利益原則から見た入管の裁量統制―最優先に考慮の意味(安藤由香里)
入管収容と自由権規約第9条1項―東京地裁2025年6月17日判決の検討(村上正直))
第3部 入管行政の変容と司法の役割(出入国管理行政の司法的統制―合衆国の試みと日本への応用の可能性(大河内美紀)
入管行政の域外化における政治と司法―制度の内側から難民の声を聴く(根岸陽太))
著者等紹介
村上正直[ムラカミマサナオ]
奈良大学文学部教授、大阪大学名誉教授
安藤由香里[アンドウユカリ]
富山大学教養教育院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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