内容説明
武力行使という非人道性に直面する世界。戦争に正義はあるのか。平和主義と現実主義の争点に欠けていた正戦論の枠組みを手がかりに、戦争の法と正義を問いなおす。
目次
序章 戦争に正義はあるのか(松元雅和)
1 正戦論の現代的転回とそのアポリア―修正主義とは何か?(有賀誠)
2 戦争終結の正義(松元雅和)
3 武力行使禁止原則の再検討に向けて―国連憲章成立過程と二〇一〇年代の武力行使(森肇志)
4 戦争における中立は道徳的か?(郭舜)
5 戦争の暴力とケア―第一次世界大戦期ドイツ市民女性運動に見る奉仕と抗議の様相(内藤葉子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobuharuobinata
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「戦争をありうる外交・防衛手段の一カードとして扱う前に、まずはそれが名前を変えた殺人であることを認識しなければならない」(P8)、「武力行使という選択肢が本質的に抱える非人道性を直視しつつ、その正当性を規範的に問いなおす必要がある」(P33)、「最大限の正義によって支えられ、最大限の帰結をもたらすとしても、戦争は当事者にとってなお悲劇的である」(P126)という編者の手にいる文には力を感じた。それをうけて正戦論、武力行使原則禁止の検討、戦時の中立の道徳性、銃後の生活など。2026/03/29




