目次
第1部 著作権法はどこを間違えているのか(著作物を無体物に限定したことの誤り;創作できるのは人間だけであるとの思い込み;著作権を所有権と対比して異同を探求したことの誤り;著作権侵害の定義なしに「依拠」を制裁するという誤り;著作権法が文化の発展を阻害するという誤り)
第2部 著作権法はどこから間違い始めたのか(著作権法の間違いの軌跡;著作権法の間違いに対する認識の変化と諦め;公正な利用についての検討の放置)
第3部 著作権法はどうすれば間違いを正せるのか(物権法との再連携(動産上の制限物権としての著作権)
出版権、著作隣接権の著作権への統合による簡素化
著作権法の中核概念に関する改正案の提案)
著者等紹介
加賀山茂[カガヤマシゲル]
1948年愛媛県生まれ。1996年大阪大学法学部卒。現在、名古屋大学名誉教授、および、明治学院大学名誉教授。1979年大阪大学法学研究科博士後期課程(民事法学専攻)を単位修得退学後、国民生活センター研修部にて4年6か月間消費者保護実務をを経験。大阪大学法学部教授を経て、1996年名古屋大学法学部教授に移籍し、アジア法整備支援に参画。2005年から明治学院大学法科大学院教授、2014年同大学法学部教授を経て、明治学院大学・法と経営学研究科の立ち上げに参画後、2017年定年退職。その後、両親の住む大分県速見郡日出町に移住して、研究活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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