契約結合としてのネットワーク―ヴァーチャル空間の企業、フランチャイズ、ジャスト・イン・タイムの社会科学的、および、法的研究

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契約結合としてのネットワーク―ヴァーチャル空間の企業、フランチャイズ、ジャスト・イン・タイムの社会科学的、および、法的研究

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  • サイズ A5判/ページ数 257p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784797278781
  • NDC分類 335.5
  • Cコード C3332

出版社内容情報

グローバル化、多様化する社会の中で、私法学に求められる、社会的な問題解決能力と規範的な性質とは何か。【私法学の国際化へ、新たな方向性を示す重要文献】グローバル化、多様化する社会の中で、私法学に求められる、社会的な問題解決能力と規範的な性質とは何か。各国の国境を越える法実務のグローバル化を跡づけ、多元主義の理論的立場から、法理論・法制度について、新たな基礎科学としての構成的思考と、将来への新たな方向性を提示。

【目  次】

 私法理論の国際的研究
 私法理論の国際的研究に関する学術論文と論文集

◆ 序 論 ネットワークの法的分析の目的

◆ 第1章 ネットワーク革命:新たなリスク――解決不可能な法的問題
 ? 2つのいらだたしい法的紛争
 ? 法解釈学は適切に反応したのか?
 ? 法的に重要な契約ネット
 ? 前近代的な関係ネットの新たな経済的現実性
 ? ネット化の類型とその規律の問題
 ? ネットに固有のリスク
  1 多幸症と興ざめ
  2 信頼の危殆化
  3 双 務 化
  4 権力と情報の非対称
  5 ネットの外部性
  6 境界の消滅
  7 接触面の問題

◆ 第2章 社会経済的な分析と法性決定
 ? 市場構造:交換契約
 ? 組織構造:民法上の組合
 ? ハイブリッド構造:制度化された矛盾としてのネット化
 ? コミュニケイション構造:「人の法である共同体関係」としてのネットワーク
 ? 混合構造:混合契約
 ? 多極協力構造:コンツェルン
 ? 特異体質の体制:ネット契約

◆ 第3章 契約結合としてのネットワーク
 ? 契約結合の一般化とネットへの応用
 ? 構造と機能の同一性
 ? 生産的な「耐え難い矛盾」
 ? 要件:契約と結合の二重構造
  1 結合の構成要件要素
  2 他のネット構造との区別
  3 結合の特定典礼文(特性〔proprium〕)
 ? 法効果:契約相手方と結合への選択的な二重の帰責
  1 発生的結合
  2 機能的結合
 ? 制度化されたネット結合がもたらす法的問題

◆ 第4章 双務契約へのネット効果:ネット目的,結合義務,約款規制
 ? 差額割引(Differenzrabatte)
 ? 構造の矛盾:双務的交換 対 多角的結合
 ? 結合義務の基準としてのネット目的
 ? 選択された結合義務
 ? 利益の分配?
 ? リスクの分配?普通取引約款の規制の基準としてのネット目的
  1 価格戦略
  2 モジュール戦略
  3 プール戦略

◆ 第5章 ネットワーク内部の直接請求:契約によって結合していないネット参加者間の特別な結合
 ? 「ネットでのフリーライド」
 ? 構造の矛盾:競争 対 協調
 ? ネット内部の直接請求?
 ? 並列する債務関係の内部の直接請求
 ? 契約によらない結合義務
  1 競争法上の請求
  2 ネット契約による請求
  3 第三者を保護する契約(Drittshutzvertrag)
  4 義務を基礎づける特別な結合としての契約結合
 ? 保護義務,給付義務,促進義務
 ? 組合法の類推:契約ネットでの組合員のための訴権(actio pro socio)
 ? 多重的なネット階層

◆ 第6章 ネット外部からの直接請求:選択的な多重帰責としてのネット責任
 ? サービス給付フランチャイズ:組織化された無責任
 ? 構造の矛盾:多数の自律的なアクター 対 企業の一元性
 ? ネットワーク責任
  1 極度に集中化されたネット
  2 非集中的なネット
 ? 非集中的な結合責任
  1 ネット契約
  2 外観責任
  3 第三者保護契約
  4 管理人責任
  5 結合責任
 ? 責任構造の諸相
  1 サービス給付フランチャイズ
  2 接触面責任

訳者あとがき

参考文献
事項索引


トイブナー グンター[トイブナー グンター]

藤原 正則[フジワラ マサノリ]

内容説明

グローバル化の中で、私法学に求められる、社会的な問題解決能力と規範的な性質とは。私法学の国際化へ、新たな方向性を示す。

目次

序論 ネットワークの法的分析の目的
第1章 ネットワーク革命:新たなリスク―解決不可能な法的問題
第2章 社会経済的な分析と法性決定
第3章 契約結合としてのネットワーク
第4章 双務契約へのネット効果:ネット目的、結合義務、約款規制
第5章 ネットワーク内部の直接請求:契約によって結合していないネット参加者間の特別な結合
第6章 ネット外部からの直接請求:選択的な多重帰責としてのネット責任

著者等紹介

トイブナー,グンター[トイブナー,グンター] [Teubner,Gunther]
1944年出生。1970年博士号取得(チュービンゲン大学)。1974年カリフォルニア大学バークレイ校MA(Law and Society)取得。1977年教授資格請求論文提出(チュービンゲン大学)。1977年~1981年ブレーメン大学教授。1982年~1991年欧州大学院大学(フィレンツェ)研究員。1993年~1998年ロンドン・スクール・エコノミクス教授。1998年~フランクフルト大学教授

藤原正則[フジワラマサノリ]
1954年神奈川県横浜市に生まれる。1978年北海道大学法学部卒業。1986年北海道大学大学院法学研究科博士課程満期退学。1986年小樽商科大学短期大学部講師。助教授、同商学部教授を経て、1997年北海道大学法学部教授。1998年~北海道大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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