内容説明
社会保障法を法律学の中に位置づける理論的営為。横断的な視座から社会保障法の変容と展開を考察。
目次
社会保障法と国際法規(概念の整理と分析軸の設定;国内立法過程への影響;日本における裁判上の位置づけ;考察;おわりに)
社会保障法と憲法(社会保障法学と憲法学;日本国憲法と社会保障;社会保障の理念―「連携」と「自律」;「健康で文化的な最低限度の生活」再論)
社会保障法と行政基準(法規命令;行政規則;おわりに)
社会保障法と私法秩序(社会保障法における民事法規;民事法規による直接的規律;民事法規による間接的規律;おわりに)
社会保障法の法源としての判例(社会保障法の特徴と社会保障法における裁判例;裁量統制論の系譜―朝日訴訟、堀木訴訟および老齢加算東京訴訟最判;下級審裁判例の意義―保険医療機関の指定に関する事例を中心に;裁判研究を通した社会保障法学のあり方、問題点、将来の課題)
著者等紹介
岩村正彦[イワムラマサヒコ]
東京大学名誉教授
菊池馨実[キクチヨシミ]
早稲田大学法学学術院教授
山下慎一[ヤマシタシンイチ]
福岡大学法学部准教授
植木淳[ウエキアツシ]
名城大学法学部教授
笠木映里[カサギエリ]
フランス国立科学研究センター研究員(ボルドー大学所属)
嵩さやか[ダケサヤカ]
東北大学大学院法学研究科教授
加藤智章[カトウトモユキ]
北海道大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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