内容説明
公権力の行使行為としての警察活動を行政法学的見地から考究。共和主義的オーストリア警察法の「歴史研究」、「安全警察法・公法研究」から、わが国「警察法研究」へ。
目次
第1編 歴史研究(警察(Polizei)の意味について
警察学前史
法治国家概念―誕生と今
共和主義警察史―ウィーン警察および共和主義警察への展開を中心に)
第2編 安全警察法・公法研究(安全警察法概説;行政裁判の統制対象―決定、措置そして単純高権行為問題関心の起点;警察人権審議会;オンブズマンの世界標準化―人権審議会その後;自治法システム;職務責任法概説)
第3編 警察法研究(自動車一斉検問に関する判例分析;自動車一斉検問の行政法学的分析)
著者等紹介
今村哲也[イマムラテツヤ]
1955年福井県生まれ。1983年一橋大学大学院法学研究科後期博士課程、博士(法学・一橋大学)。1983年山形大学人文学部専任講師。助教授。1992年関東学院大学法学部助教授、教授。2009年明治大学法科大学院専任教授。2018年関東学院大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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