出版社内容情報
法的構成原理(等質性)と社会学的原理(多様性)との間の緊張関係と、フランスの議会システムの考察。民主主義制度の基礎理論。◆法的構成原理(等質性)と社会学的原理(多様性)との間の緊張と、フランスの議会システムを分析し、今日の民主主義制度の原点に立ち返りながら検討する待望の書◆
法的構成原理(等質性)と社会学的原理(多様性)との間の緊張が際だって現れたフランスの議会システムを精緻に分析し、日本における政党システム、選挙制度、議会をめぐる法制度や慣行などを今日の民主主義制度の原点に立ち返りながら比較検討する。
只野 雅人[タダノ マサヒト]
一橋大学大学院法学研究科教授
内容説明
法的構成原理(等質性)と社会学的原理(多様性)との間の緊張が際だって現れたフランスの議会システムを精緻に分析し、日本における政党システム、選挙制度、議会をめぐる法制度や慣行などを今日の民主主義制度の原点に立ち返りながら検討。
目次
第1編 代表と等質性―代表の法的構成原理(フランスにおける投票価値の平等と本質的人口の基礎;フランスの2008年憲法改正と選挙区画定 ほか)
第2編 代表と多様性―法的構成原理と社会(フランス民主主義と多様性―思想・意見の諸潮流の多元性をめぐって;国民主権・一般意思と特殊利益―フランスにおける集権と代表をめぐって ほか)
第3編 議会と多様性(参議院の機能と両院制のあり方;政治代表と人・領域・利益―フランスにおける地方公共団体の代表 ほか)
第4編 一般性と多様性―法律の正統性と合理性(饒舌な立法と一般意思―フランスにおける法律と政治;「よりよき立法(mieux l´egif´erer)」―フランスにおける社会・経済の変容と統治の正統性 ほか)
第5編 統治機構をめぐる原理・制度・実践(政治機構とテクストの余白―政治法をめぐって;現代フランス統治構造論と政治法 ほか)
著者等紹介
只野雅人[タダノマサヒト]
1964年東京都に生まれる。1993年一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)。同年広島修道大学法学部専任講師。1997年一橋大学法学部助教授。現在、一橋大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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