内容説明
従来の権力分立論への新たな視点。我が国の「内閣提出法律案提出手続」に対する司法審査の可否や個々の提出手続に関する解釈論をフランス第五共和制との比較検討から論じ従来の憲法学における「立法手続と司法審査」議論を再構成するための一つの視座を提示。
目次
第1章 フランスにおける立法手続に対する裁判的統制―法律案提出手続に対する裁判的統制を中心にして
第2章 フランスにおけるコンセイユ・デタへの諮問手続とその裁判的統制
第3章 フランスにおける閣議決定とその裁判的統制
第4章 フランスにおける修正案提出手続とその裁判的統制
第5章 日本における議院の運営自律権と内閣の閣議運営自律権
第6章 日本における「内閣提出法律案提出手続と司法審査」
終章 立法手続と権力分立
著者等紹介
奥村公輔[オクムラコウスケ]
1980年岐阜県生まれ。2004年早稲田大学法学部卒業。2006年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。2009年京都大学大学院法学研究科博士課程修了。京都大学博士(法学)。京都大学大学院法学研究科助教。2010年駒澤大学法学部専任講師。2014年駒澤大学法学部准教授(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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