内容説明
多様な手法による行政裁量の統制の必要性。イギリス行政裁量論を手がかりとして、日本の裁量基準の法的性質と行政裁量の司法審査のあり方を考察。
目次
第1部 裁量学説(Denis James Galliganの行政裁量論―イギリスにおける裁量学説の検討)
第2部 裁量基準(裁量基準の法的性質と行政裁量の存在意義;補論―行政基準)
第3部 裁量審査(イギリスにおける司法審査の憲法的基礎―議会主権の原則と法の支配;イギリスの司法審査と一九九八年人権法;裁量統制の法理の展開)
第4部 行政領域(イギリスの公的扶助領域における行政審判所の展開;都市計画決定の裁量と訴訟―イギリス法を素材として)
著者等紹介
深澤龍一郎[フカサワリュウイチロウ]
1970年長野県松本市生まれ。1989年長野県松本深志高校卒業。1995年京都大学法学部卒業。2000年京都大学大学院法学研究科博士後期課程退学、京都大学大学院法学研究科助手。2003年京都大学大学院法学研究科助教授。2007年京都大学大学院法学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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