目次
1 風害と防災(風害は災害?;風害の種類とメカニズム ほか)
2 風害に関する法(災害対策基本法;建物などの耐風基準 ほか)
3 風害に関する事例(風によって屋根瓦が飛ばされたら責任を取る必要がある?;大型テントが風で飛ばされたら ほか)
4 風害防災の考え方(台風や強風と防災;竜巻などの突風と防災 ほか)
5 おわりに
著者等紹介
村中洋介[ムラナカヨウスケ]
1987年生まれ。2014年、博士(法学)。同年首都大学東京法科大学院助教。電力中央研究所主任研究員を経て、2019年より静岡文化芸術大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
卓ちゃん
0
災害関係の本というと、地震以外では、大雨・台風・洪水・津波など、水に関するものが多い。そうした中、「風」の視点から台風や竜巻などの災害をとらえるのは興味深い。台風の風で飛ばされた屋根瓦や植木鉢が隣の家の物を壊したら、不可抗力で済ませられるのか?など、いろいろな裁判例が紹介されている。竜巻など事前の予測が困難な風害は、ほかの災害とちがって屋内避難が必要になるし、そもそもどう準備したらいいかなかなか分からない。まずは、隣の家に迷惑をかけないような備え、対策を考えておくことが必要だ。2022/03/21