内容説明
労働者代表の選任方法と基準。企業を越えた代表性の発想。
目次
第1章 労働者代表制度の動向と課題(行政に対する労働者代表制度の現状;政治課題化することの意味;労働審判制度と労働者代表のあり方;月額報酬裁判の意味;三者構成制度をめぐる議論の意味;労働者委員任命をめぐる動向)
第2章 ILOにおける労働者代表制度と団結権保障(団結権保障における三者構成と労働者代表の意義;ILO設立時の日本労働者代表選出問題と団結権保障;現代における労働者代表選出制度の実態)
第3章 労働行政における労働者代表の選出のあり方(労働者委員選出における推薦制度の意義;労働者委員選出の実態と課題)
第4章 労働委員会委員の選出制度の実態と課題(労働者委員選出制度の意義;労働委員会委員の選出制度の実態;中央労働委員会委員の選任の実態;労働者委員の推薦制度の権利性:判例動向分析)
第5章 労働組合法と情報化―サイバーレイバーローの可能性(労働関係におけるサイバー化―労働者を主体として;サイバーレイバーローの先例的事例;サイバーレーバーローの可能性)
著者等紹介
大和田敢太[オオワダカンタ]
1949年福井県生まれ。1979年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。パリ第一大学客員研究員、高知大学教授を経て、滋賀大学経済学部教授、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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