内容説明
急激に変容する不確実なメディア環境に対応する普遍的理論を提示。不確実性を柔軟かつ的確に処理できる、内部的自由の理念を基礎とした公共メディア(公共放送)の存在の重要性を説く最先端理論。「マスメディアの自由」「放送の自由」等の議論に必読の書。
目次
第1章 日本の放送法制―二元的放送秩序の法構造
第2章 放送の自由
第3章 ドイツ連邦憲法裁判所における判例の変遷―基本的供給概念を手がかりにして
第4章 基本的供給概念をめぐる学説の対立
第5章 メディア環境の変容と公共放送
第6章 放送の自由の理論とドグマーティク
第7章 プロセス的「放送の自由」理論
終章 放送の自由の新構成
著者等紹介
西土彰一郎[ニシドショウイチロウ]
1973年福岡県生まれ。1996年神戸大学法学部卒業。2002年神戸大学大学院法学研究科修了。2002年日本学術振興会特別研究員。2004年名古屋学院大学経済学部専任講師。現在、成城大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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