内容説明
婚姻意思と届出意志との関係、その有効性や、民法と民事訴訟法学説の立場の違いなど、民法742条に定める婚姻の無効原因を判例分析する。婚姻が無効となった場合、子の問題や相続財産分与の問題等々、多くの問題が起因する。婚姻無効確認は単なる過去の法律関係の確認にとどまるものではなく、今日的な解決を迫られている重要な課題でもある。
目次
第1章 無効原因
第2章 婚姻意思
第3章 有効な届出
第4章 無効な婚姻の追認
第5章 戸籍訂正
第6章 無効の効果
著者等紹介
右近健男[ウコンタケオ]
1940年京都市に生まれる。1969年大阪市立大学法学研究科博士課程単位取得退学。同年大阪府立大学経済学部講師、助教授、教授を経て、1994年岡山大学法学部教授。岡山大学大学院法務研究科教授
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