内容説明
知的財産権に関するアメリカの動向を理解するには、その法制度を理解しておく必要がある。アメリカの教科書の多くはケース中心であり、日本人にとっては、法全体を掴みにくいことも多い。そこで本書は体系から組み立てて判例を配置し、その位置を分かり易くすることに努めた。複雑な日本法と比較して読んで役に立つ。また、図表を用いて最新アメリカ著作権事情がよくわかる。
目次
第1章 米国著作権法の特徴(米国知的財産権法;米国法著作権の保護の特徴 ほか)
第2章 著作権の保護対象(保護要件;保護対象の範囲(subject matters))
第3章 権利保護関係(排他的権利とその制限;権利の帰属・移転 ほか)
第4章 権利の侵害と救済(権利の侵害;訴訟手続と救済方法)
第5章 著作権以外の保護(著作者人格権(第106条A)
その他の保護(第900条以下))
著者等紹介
白鳥綱重[シロトリツナシゲ]
1996年早稲田大学法学部卒業。1998年早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。1998年文部省(現文部科学省)入省。2002年ワシントン大学ロースクール修士課程(知的財産権法専攻)(IP LL.M.)終了。現在、文部科学省高等教育局私学部私学行政課
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