内容説明
教育の歴史から今日的課題に迫る。「自律的で成熟した責任ある市民」「自由で民主的な主権主体」の育成。基本的人権の尊重と普遍的原理。不断の試行錯誤と永遠に未完の改革・変質を迫られる学校教育の目的と、その構造的な特性・制度を考究。
目次
第1部 国家の教育主権と教育課程法制
第2部 国家・宗教・学校をめぐる法制
第3部 教育をうける権利と公教育制度
第4部 障害児教育法制の構造転換
第5部 学校経営法制と教員法制の原理
第6部 学校における生徒の法的地位と学校参加法制
第7部 学校におけるデータの保護法制と開示法制
第8部 学校の教育措置・決定に対する行政裁判上の救済と学校事故補償法制
第9部 親の教育権と学校教育・教育行政
第10部 「私学の自由」と私学に対する公費助成法制
著者等紹介
結城忠[ユウキマコト]
1944(昭和19)年、広島市に生まれる。広島大学政経学部卒業。大阪市立大学法学部を経て、広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。国立教育研究所研究員・主任研究官・室長、ドイツ国際教育研究所客員研究員、国立教育政策研究所総括研究官、上越教育大学教職大学院教授、白鴎大学教授を経て、現在、国立教育政策研究所名誉所員。この間、国際基督教大学、広島大学大学院、京都大学大学院、東京大学大学院、筑波大学大学院、慶応義塾大学大学院などに非常勤講師として出講。教育学博士。第14期日本教育行政学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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