内容説明
はたして憲法は、自然科学や数学と同様に扱うことができるのか、独自の方法が必要なのではないか―憲法の基礎として前提とされてきた人間の倫理的自発的な意志と行為の重要性をスメントの精神科学的方法により改めて検証。力なき、か弱き者のための憲法学の再生を目指す、古くて新しい憲法理論。
目次
第1篇 公法学と倫理学の間(憲法倫理学の可能性;哲学的解釈学の意義)
第2篇 価値秩序と統合理論(公法理論と価値秩序;欧州統合と統合理論)
第3篇 行政法学と学問理念(精神科学と行政法学;行政学教科書の誕生)
著者等紹介
三宅雄彦[ミヤケユウヒコ]
1969年福岡県北九州市で出生。1992年早稲田大学法学部卒業。2002年埼玉大学経済学部講師。2005年博士(法学・早稲田大学大学院)。2009年埼玉大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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