内容説明
本書は、法案作成過程を対象とし、省庁官僚制における活動の仕組みや意思決定の方式についての実証的に分析を加えようとするものであり、原案が作成され閣議決定に至るまでの省庁官僚制内部における法案作成の段階を取り上げ、その過程を体系的に把握するとともに、その過程に見られる省庁官僚制の活動の仕組みや意思決定の方式を考察したものである。
目次
第1章 法案作成過程(法案作成過程とその3つの側面;法制局審査;各省協議 ほか)
第2章 法案準備室(法案準備室の概要;設置の経緯と情報伝達経路の変更・形成;意思決定の分業構造 ほか)
第3章 被災市街地復興特別措置法の法案作成過程(緊急性の規準と事例の選定理由;復興法の目的・背景およびその内容;復興法案の作成過程 ほか)
著者等紹介
田丸大[タマルダイ]
1970年東京都生まれ。1993年東京大学法学部卒業。同年~1995年まで建設省勤務。市立開成高校講師を経て、1998年東京大学大学院法学・政治学研究科修士課程(専修コース)修了。現在、東京市政調査会研究員
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