内容説明
本書の内容は、副題を添えるまでもなく、幼年者仕置の歴史、少年感化史、少年監獄史、少年保護教育史とも表題できる。
目次
第1章 古代より幕末までの幼者の懲粛教化
第2章 明治初期の幼年者仕置
第3章 刑法制定と監獄則改正による懲治人教育内容の明定
第4章 西欧感化院事情とわが国への影響
第5章 わが国における私立感化院の抬頭
第6章 西欧感化院方式の特設幼年監設立とその実験的成果
第7章 新刑法・監獄法成立と少年受刑者処遇の新動向
第8章 刑法改正と暫定的少年保護制度
第9章 旧少年法成立と矯正院・少年刑務所等の運用
第10章 新少年法成立と戦後の矯正教育
第11章 少年懲戒の教育史的展望