内容説明
本書は、文法的、音声学的、語史的に盛岡弁の一つ一つのルーツをさぐるものである。単語だけを取り上げて解説するのでなく、実生活で使われている場面も取り上げ、方言とその心、生活との関わりを明らかにした。また、盛岡弁だけでなく、共通語を取り上げ、共通語と盛岡弁を比較対照しながらその姿を明らかにする。
目次
鉄ちゃんのこと―盛岡ことば入門事始め
感謝の言葉
お詫びの言葉
日常の挨拶言葉
会話の展開
会話を始める―あのなはん
同意する、反対する、推量する、尋ねる―「んだ」の種々相
丁寧の序列
脱線余話、お山調べあれこれ
自分や相手の呼び方―おれ・おら・わたす・おめえさん〔ほか〕
著者等紹介
黒沢勉[クロサワツトム]
1945年青森県十和田市生まれ。1968年東北大学文学部国文科卒業。以後、盛岡一高をはじめ岩手県内の高校に勤務。1990年岩手医科大学教養部助教授。1999年岩手医科大学教養部教授。現在に至る
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