内容説明
本書は17世紀以降の西洋政治思想を扱う。第一部では、ホッブズの社会契約論と、ルソーとヒュームを、ゲーム理論を使って論じ、第二部ではヘーゲル論理学を、第三部はヘーゲル以後を扱う。
目次
第1部 ホッブズからヘーゲルまで―全体論の生成(ホッブズとゲーム理論;ヒュームとルソー;スピノザとフィヒテ)
第2部 ヘーゲル論理学の解釈―全体論の根拠(ヘーゲル論理学における自己関係の論理;ヘーゲル論理学における個体化の論理)
第三部 ヘーゲル以後―全体論の展開(ボグダーノフの関係主義とシステム論;政治システム論;コミュニタリアン再解釈;ユートピアの実践)
著者等紹介
高橋一行[タカハシカズユキ]
1959年東京生まれ。早稲田大学(第一文学部美術史学科)、都立大学(理学部物理学科)、明治大学大学院(政治経済学研究科政治学専攻)で学ぶ。塾経営、予備校講師を経て、現在、明治大学助教授(政治学説史)
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