内容説明
国際法・国際政治の慣行・実践にとって極めて重要な、「国家・政府の承認法」につき、学説を検討した上で、統一的かつ体系的に説く。
目次
第1章 承認法の成立(ヨーロッパ国際社会における君主の主権的地位承認というかたちでの発生;主権的地位承認の契機と根拠―外交使節の授受並びに革命と内政不干渉原則)
第2章 承認法の展開―国民主権主義思潮及びバランス・オブ・パワー方式を原理とする国内並びに国際政治の影響(米国独立、フランス革命、中南米諸国独立等の事件における正統主義と事実主義の対決―国家承認制度の成立;承認法の非ヨーロッパ社会(東洋諸国、米州諸国)への拡大とその内容的充実)
第3章 承認法の発展―国際社会の組織化並びに戦争の違法化と民族自決主義による国際社会再構成との関連(戦争の違法化と承認法―不承認主義;承認法における集権化の動向;民族自決主義による国際社会の法的再構成)
著者等紹介
広瀬善男[ヒロセヨシオ]
明治学院大学名誉教授。1927年千葉市に生まれる。1958年東京大学大学院博士課程、公法コース修了。法学博士(東京大学)
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