内容説明
内山尚三先生の東大で、丸山真男ゼミ、川島武宜ゼミを通じて、法社会学と法解釈額、理論と実務との相関関係を意識して研究に取りくまれた。その教えを発展させるべく、先生に縁(ゆかり)ある研究者が、これからの民事法学を考察する。全20論文を掲載した研究者・実務家必読の書。
目次
「日常生活ニ関スル行為」の法理―成年後見制度の一局面
「相手方による錯誤の認識」要件の自足性―ユニドロワ・ヨーロッパ両原則への疑問
職務発明における相当対価請求権の消滅時効の起算点―青色発光ダイオード訴訟の一争点
マンション・専用使用権を巡る裁判例の検討
請負契約・製作物供給契約と動産売買先取特権
賃料に対する抵当権者の物上代位について
共同抵当における異時配当の問題点―配当計算と代位の登記を中心に
譲渡担保権に関する近時の重要判例をめぐって
集合将来債権譲渡担保契約の効力
不動産の証券化・流動化〔ほか〕
著者等紹介
下森定[シタモリサダム]
成蹊大学法科大学院教授、法政大学名誉教授
須永醇[スナガジュン]
国学院大学法科大学院教授、法政大学名誉教授
堀田泰司[ホッタヤスジ]
九州国際大学法学部教授
片桐善衛[カタギリゼンエイ]
名城大学法学部教授
山口康夫[ヤマグチヤスオ]
流通経済大学法学部教授
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