内容説明
本書は、基本的には冷戦後の軍縮の進展を体系的に分析することを目的としている。しかし、21世紀に入って、米国の単独主義を背景として、軍縮の進展が停滞し、あるいは後退している状況となっている。またテロリストなど新たな脅威も発生している。本書は、これらの否定的展開をも分析し、それにいかに対応して、新たな軍縮の進展を進めるかについても十分な検討を加え、さまざまな提案を行っている。
目次
第1章 軍縮国際法総論
第2章 戦略兵器の削減
第3章 核兵器の不拡散
第4章 核兵器の実験禁止
第5章 非核兵器地帯の設置
第6章 核兵器の使用禁止
第7章 大量破壊兵器の禁止と規制
第8章 人間の安全保障と軍縮
第9章 21世紀の核軍縮
著者等紹介
黒沢満[クロサワミツル]
1945年生まれ。大阪大学大学院国際公共政策研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。