内容説明
化学の原理の恩恵は、食料品、医薬品、ガソリン、化粧品などなどの化学物質そのものであったり、半導体の機能を利用するコンピューターや液晶機能を利用するテレビであったり、車の排ガス中の窒素酸化物を分解する触媒の機能であったり、廃水を処理する微生物の働きであったりで極めてさまざまである。化学の原理の恩恵に与るためには、そのための工業技術の裏付けが必要となる。本書はこの工業技術を開発し支えてゆくための考え方と方法、すなわち『工学的アプローチ』の基礎について習得することを目的とする。
目次
第1章 プロローグ
第2章 アプローチの準備
第3章 定常状態論
第4章 巨視的運動論
第5章 移動論
第6章 速度論
第7章 操作論・装置論
第8章 総合論