内容説明
激動の世界における人権規範の実相・実施を分析。有機的・統合的な人権秩序形成への学問的到達点。
目次
1 国内における国際人権法の実施(国際条約と国内法―女性に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約(CEDAW)を素材に
日本の司法における国際人権法の解釈・適用の現状と課題―国内的効力と自動執行性・直接適用可能性に関する近年の事例検討
日本のヘイトクラム対応における国際人権法の解釈・適用の現状と課題―実務家の視点から
ドイツ連邦憲法裁判所による欧州人権・基本権保障の実施
国際人権のフランス法上の位置づけと憲法―第2次大戦後~1970年代 ほか)
2 関連組織(国際人権法の実施メカニズムとしての国際的刑事裁判機関;混合裁判所の活動と成果及び課題)