目次
第1部 憲法9条改正の是非(憲法9条改正に対する各政党の意見;9条改憲の必要性とその論理;どうして憲法9条を改正してはならないのか;憲法改正理由の点検と護憲の必要性)
第2部 憲法9条を考察するための基本視角(憲法と国家―改憲論の立場から;戦争と人間;兵器の生産・使用制限について;歴史認識問題;コスタリカの試み)
第3部 国際情勢と憲法9条改正問題(冷戦終結に伴う国際環境の変化とアメリカの世界戦略;沖縄問題を見つめる一視点;中国・台湾情勢と日本;朝鮮半島情勢と日本;東アジアにおける平和構築)
第4部 法的観点から見た憲法9条改正問題(国際法・国際連合における安全保障の規制;日米安保条約と憲法9条―日米安保をどう評価するか;個別的自衛権とは;集団的自衛権;国際協調活動とは何か;平和的生存権について;憲法9条の改定により人権状況はどのように変化するか)