内容説明
これからの開発と自然環境保全・復元のあり方を考えるのが本書。まず総論としてビオトープ事業の背景と今後の展望について述べ、つづいて、ビオトープ各論とも言うべきもので、様々なビオトープについて、著者が係わってきた事例を中心に提言・報告等をまとめている。最後に開発行為としてのビオトープをどのように考えるかを提示する。
目次
ビオトープの今後の動向
自然を生かしたまちづくり―ビオガーデンのネットワークを
ビオガーデンの土づくり―土と人間の自然な関係を取り戻そう
ビオガーデンとしての桂離宮
学校ビオトープ創出の考え方
工場緑化から工場ビオトープへ
市民・行政一体の自然環境復元への取り組み
人と環境にやさしい高速道路の創生に向けて
バイエルン州における高速道路建設工事に伴うビオトープづくり
エコロジー河川工法による河川の生態系保全技術
地域の活性化とビオトープ〔ほか〕
著者等紹介
秋山恵二朗[アキヤマケイジロウ]
1941年7月生まれ。1965年日本大学生産工学部機械科卒業。日本ビオトープ協会会長、常葉学園短期大学付属環境システム研究所客員教授。NPO法人自然環境復元協会副理事長。主な研究テーマ。生態的水辺環境の保全・復元、法面環境緑化。その他の公職。全国バーク堆肥工業会副会長、全国畜産有機資源リサイクル協会副会長。日本エコサイクル土壌協会副会長、(財)日本生態系協会評議委員よこはま水辺環境研究会会長。日本緑化工学会会員。勤務先は富士見グリーンエンジニアリング(株)会長
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