内容説明
「本書は、医療保障改革法以降の構造的な改革を対象として、その重要な論点となる事項について分析・検討を行うことにより、改革の根底にある基本的な考え方を明らかにしようとするものである。つまり、本書は、ドイツにおける医療保険の制度や歴史の紹介を目的とするものではない。」(はしがきより)。手詰まり感の強いわが国の医療保険制度を考える上で必読の文献。
目次
第1章 制度の概要
第2章 歴史的発展
第3章 改革の動向
第4章 外来診療
第5章 入院療養
第6章 薬剤支給
第7章 予算制
第8章 疾病金庫間の競争とリスク構造調整
第9章 公的医療保険における競争の役割
著者等紹介
松本勝明[マツモトカツアキ]
1957年大阪府に生れる。1980年京都大学経済学部卒業。1980年厚生省入省。1990‐1993年在ドイツ連邦共和国日本国大使館一等書記官。1995年千葉大学法経学部助教授(社会保障法)。マックス・プランク国際社会法研究所客員研究員。1997‐1999年厚生省社会・看護局福祉人材確保対策室長。現在、国立社会保障・人口問題研究所社会保障応用分析研究部長。法学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。