内容説明
普遍的テーマから最新の課題まで、職場における労働者人格権の現状を40名の執筆で総合的に検討。
目次
第1章 労働者人格権の総論的課題(労働者人格権の射程;労働法学における新たな法思想「社会的包摂」の可能性;公法・私法一元論と団結権・人格権―団結活動に対抗的な業務命令をめぐる判例を素材として;ディーセント・ワークと労働者人格権―特に女性労働者に焦点をあてて;法的パターナリズムと労働者保護―ドイツの議論を中心に ほか)
第2章 労働契約と労働者人格権(労働者の人格的利益と差止請求;ドイツ労働法における集団自治と契約自治;契約の自由と競業避止義務について―イギリス法における営業の自由と営業制限の法理に即して;労働契約における危険負担法理の法的課題―ドイツと日本の給付障害法と賃金請求権論;Das Fragerecht des Arbeitgebers in Deutschland ほか)
著者等紹介
山田省三[ヤマダショウゾウ]
1948年8月生まれ。1981年中央大学大学院法学研究科博士課程満期退学。現在、中央大学大学院法務研究科教授
石井保雄[イシイヤスオ]
1953年7月生まれ。1983年一橋大学大学院法学研究科博士課程単位修得。現在、獨協大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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