桜の来た道―ネパールの桜と日本の桜

桜の来た道―ネパールの桜と日本の桜

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  • サイズ B6判/ページ数 224,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797217049
  • NDC分類 479.75
  • Cコード C1045

内容説明

外国人には、日本を「桜の国」と呼ぶ人々がいますが桜は日本を印象づける代表的な花です。桜は、日本の文化を育み、人々の生活と密接な関係にありました。桜前線と言う言葉があるように、沖縄から北海道まで植栽された桜は、日本全国に春をつげます。野生の桜はさまざまな花を楽しませてくれます。桜の木は家具、食材などにも用いられています。また、私たちは桜と言えば花見を思い浮べます。花の下で宴をはる花見の文化は外国には見られません。この花見はいつごろからはじまったものでしょうか。桜のルーツはネパールにあると言われています。花見もネパールから来たものでしょうか?この謎に迫るために平成11年7月から平成12年4月まで東京農業大学短期大学部教授・染郷正孝が永年の研究成果を、農業資料室においてそのルーツに迫る展示「桜の来た道」として開催し、先生の考えをわかりやすくまとめました。

目次

1章 サクラの来た道―サクラは本来秋に咲いた
2章 ヒマラヤザクラを求めネパールへ
3章 歴史の中のサクラ
4章 樹木学としての桜
5章 桜の名所を科学する
6章 桜を守る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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図書館本。日本の桜はどこから来たのだろう?という疑問をの答えを、秋に咲く熱海のヒマラヤザクラ(ネパール原産)から解き明かす。本来の桜は秋咲きで、移動してきた先の気温などに対応するために冬に休眠→春に咲く、という性質を得たと考えられるそうだ。ネパールに比べて風の強い日本に対応するために受粉後すぐに花を散らしたり、枝垂れの性質を持つなど、進化をしながら日本の桜、になったことが分かった。桜のルーツのほか、多摩森林科学園の桜保存輪の話や世界に送られた桜の話など。2019/04/06

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